女性の心を落ち着かせる言葉

女性が抱える心の不安をなくす|フロイト精神分析エスと超自我のパサージュ

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女性が仕事や人間関係で抱えている心の不安をなくすには。フロイト精神分析から知を高める

;エスと超自我〜もう一人の『私』;フロイト

われわれは、心の深層にもう一人の見知らぬ『自我』をもっている・・フロイトは、人間のうちに潜む無意識の世界を見出して、ヨーロッパの人間思想に多大な影響を与えた。

・自我は哀れな存在;自我の三つの仕事と三つの脅威
「1、外界からの脅威
2、エスのリビドーからの脅威
3、苛酷な超自我からの脅威」p118(1)

・三種類の仕事に対して自我の三種類の不安
「不安とは、脅威からの退却・・境界の存在する自我は、世界とエスの間を媒介し、エスを世界に順応させ、筋肉反応によって、世界をエスの願望に応じさせようとする・・自我は、精神分析の治療をしている医者のように行動する・・」p118(5)

前期フロイトの基本図式ー『<意識>↔<前意識>↔<無意識>』

後期フロイトの基本図式ー『<超自我>↔<自我>↔<エス>』

ここで、人間の<自我>は『死の衝動<欲動>』と『生(エロス)の衝動』の間に立つことになる。

<超自我>は親から受け入れた無意識の強いルール、<エス>は無意識の性的衝動の領域を意味する。p118下段(解読)(1)

・自我はリビドーを通じ自分に向ける
「自我は現実の世界に注意を向けることによって、エスに対して自らをリビドーの対象として提供し、このリビドーを自分に向けようとする・・自我はエスの<助け手>であるだけでなく、エスに服従する<奴隷>でもあり、<主人>の愛を求める・・」p118(9)

・自我は欲望に中立はできない
「自我は、二種類の欲動の間で、中立の立場をとることはできない・・自我は同一化と昇華の仕事によって、エスの中の死の欲動に荷担し、リビドーの克服を助ける・・自我は、死の欲動の対象となり、自ら滅びるという脅威に直面する・・自我は自らを助けるためには、リビドーで満たされる必要があり、これによって自らエロスの代理となって、生き、愛されようとする・・。」p119(5)

・自我の昇華は欲動の解放をもたらす
「自我の昇華は、欲動の解離と超自我の攻撃欲動の解放をもたらす・・自我はリビドーと闘いながら、虐待と死の危険に身をさらすことななる・・。」p119(11)

・自我はそれ自体が不安となる
「自我が外部の脅威や、エスにおけるリビドーの脅威として何を恐れているかは、特定できない・・われわれにわかるのは・・圧倒されることや絶滅されることへの不安であることだけ・・自我は・・快感原則の警告に従う・・超自我に対する不安、良心の不安の背後に、自我が隠しているものは指摘することができる・・」p119(14)

・去勢不安が良心の不安に支配されている
「自我理想になった<高貴な存在>は・・自我を去勢で脅したのであり・・この去勢不安が、その後の良心の不安が集まる中心核となっている・・良心の不安として引き継がれるのは、この去勢の不安なのである・・。」p120(3)

<自我>は、性的衝動<エス>の要求と現実の対処ー矛盾ー調停

精神分析;女性の無意識の願望をひき受ける(衝動の力)↔現実に対処する力、努力する(現実への配慮)ーバランスの調整

<自我>ー性的エネルギー→理想像の同一化、社会的な仕事に『昇華』→克服

克服→エロス的エネルギーの抑圧→『死の欲動』に傾倒する p118下段(解読)(16)

・人の不安は死の不安というのは間違い
「すべての不安は死の不安であるという印象深い文句がある・・これは意味のない言葉・・死の不安と、対象(現実)不安や神経症的なリビドー不安を区別する・・死の不安は、二つの条件のもとで発生することが明らか・・外部の脅威への対応として発生するか、メランコリーなどの場合のように内部のプロセスとして発生するか・・神経症が現実の不安を理解するために手引きとなる・・。」p120(7)

・メランコリーの死の不安とは
「自我が超自我に愛されるのではなく、超自我に憎まれ、迫害されると感じているため、自我が自らを放棄する・・自我にとっては生きるとは、愛されること、超自我に愛されることであり、超自我はここでもエスの代理人として登場する。」p120(16)

・自我は父のような役目
「超自我は最初は父のように、後には神意や運命のように、保護し、救済するという同じ役割を果たす・・自我が過大な現実の危険に直面し、自分の力では克服することができないと信じても、自我は同じ結論を下さねばならない・・自我は自らを保護するすべての力に見捨てられ、自ら死ぬに任せる・・最初の大きな不安状況・・出生時の不安や幼児の憧憬の不安、保護してくれる母親と分離する不安の基礎となっている状況と同じもの・・」p121(3)

・死の不安は去勢の不安
「死の不安は良心の不安と同じように、去勢不安が加工されたものとして理解することができる・・神経症者では、罪責感が大きな役割を果たしていることから、重篤な場合には、自我と超自我の不安(去勢、良心、死の不安)が発生すると、普通にみられる神経症的な不安が強まると考えられる・・。」p121(11)

<自我>ー不安の場所ー存在を脅かせるー不安

不安の根本の構造ー<自我>↔不快から快へ(快感原則)

<自我>(不安)←去勢不安(子供時)=自我理想=父親(無意識)=良心の不安

・死の不安の区別

=死の不安
=父親の威力からくる神経症的
=リビドー的不安

・メランコリー的な死の不安

=<超自我>→認められる<自我>
=幼少期に問題ー<自我>←<超自我>疎まれ、憎まれていると感じるp119下段(解読)(15)

フロイトについて(1856-1939)

・『人と時代』『無意識』を発見、角界に大きな影響を与える

・フロイト近代社会の人間は理性中心から無意識へ
「精神分析の創始者であるフロイトは、『無意識の発見者』として・・現代社会においては、人間は合理的に物事を考えて行動する存在とみなされ、理性に大きな信頼が寄せられていた・・フロイトによって、人間は必ずしも理性的に行動しているわけではなく、無意識に支配されている、いう新しい人間像がもたらされた・・。」p122上段(1)

・フロイト催眠術から無意識の発見
「1885年、留学したパリにおいてシャルコーの催眠術を目にし、無意識の存在を確信・・友人の医師ブロイアーのヒステリー患者が、忘れていた記憶を思い出す度に症状が改善されたのを知り、無意識を自覚すれば心の病は治る、考えるようになった・・ここに、無意識を解釈し、患者に自覚させる方法として、精神分析療法が確立された・・。」p122上段(9)

・フロイト自己分析を通し自らの苦悩を解決
「自分の夢を分析し、親友のフリースに手紙を送り続け、心の奥底にあった母親への愛情と性的欲求、父親への嫉妬と憎しみ(エディプス・コンプレックス)に気づかされた・・父親を尊敬するがあまり、この憎しみには無自覚だった・・フリースへの愛と憎しみもまた、父への愛と憎しみが投射(転移)されたもの・・自己分析をとおして自らの神経症を克服したフロイトは、この経験によって生み出された理論を整理し『夢判断』(1900年)『精神分析入門』(1916年)など、次々の重要な著作を世に送り出した・・『快感彼岸の彼方』(1920年)や『自我やエス』(1923年)など、斬新な理論を発表し続けた・・。」p122下段(2)

人間思想としての深層心理学

・フロイト思想とは
「フロイトの思想の全体像を知るには・・彼の夢の理論を理解する必要がある・・フロイトはウィーンで神経症を治療する町医者・・その過程で夢分析という独自の療法を開発・・なぜ夢は・・支離滅裂なのか・・」p123上段(3)

・フロイトの夢分析の理論
「人間の心は、『意識』の領域と『無意識』の領域に分かれるが、『無意識』には抑圧された性的なエネルギー(リビドー)がため込まれている・・ふだんはそれを抑え込む検閲の力が働いている・・人が眠ると自我の力が弱まり、リビドーは『意識』の領域へ向かう・・検閲の力が一定に働いているため、リビドーは、その中味がひどくゆがめられた形でしか意識に現れることができない・・フロイトによると、これが夢の内容が支離滅裂である理由・・。」p123上段(6)

・支離滅裂な夢は暗号
「無意識の内容が検閲によってゆがめられたものだから・・暗号をかけられた言葉と考えられる・・この暗号のコードが分かれば、支離滅裂な夢言語をもとの形に置き直すことができるはず・・これが夢の解読・・夢分析である・・。」p123上段(17)

・フロイト夢分析が治療の中心
「治療者は夢の分析を通して患者が自分自身の無意識のありようを理解することを助ける・・神経症症状は、患者が自己の抑圧された心の状態を自覚することによって軽減される・・」p123下段(2)

・フロイト人間の心についての仮説を次々と生み出す
「この夢の理論から出発して、フロイトは人間の心についての大きな仮説をつぎつぎに作り出していった・・エディプス・コンプレックス理論・・幼い子ども(男児)は、はじめ強く母親に愛情を向けているが、父親の威力(いつまでも母親に愛情を向けていると去勢されるという恐れ=去勢コンプレックス)によって、ある時点でこれを断念し・・父親に同一化することで母親から離れて自立してゆく、という心のプロセスをへる・・たいていの男児がこのプロセスをたどるが、この過程がうまく進まないと、性的エネルギーが未成熟な段階に固着し、神経症の原因となるとされる・・。」p123下段(7)

・後期フロイト『生の衝動』と『死の衝動』

 

 

 

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tak

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