女性の心を落ち着かせる言葉

女性のイライラが止まらない原因と探求|フロムのフロイトとマルクスの精神パサージュ

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女性のイライラが止まらない原因とは。フロイトとマルクスでイライラをコントロール

マルクスとフロイトの学説を詳細に論ずる前に、ふたりの思想家に共通な基本的前提、いわばそこから彼らの思想が生じてきた共通の土壌というべきものを、簡単にのべておきたい;エーリッヒ・フロム

マルクスとフロイトの根本的な理念

・三つの短い言葉;ローマ人のもの、キリストのもの
「1、すべてのことについて疑わねばならぬ
2、人間的なもので、自分にとって無縁なものはない
3、真実は、ひとを自由にする」p20(3)

・マルクスとフロイト;批判精神
「この精神は、近代科学の特長である・・自然科学では、懐疑は主として感覚や伝聞や伝統的意見の実証性にむけられるのだが、マルクスとフロイトも思想においては、懐疑はとくに人間の自己と他者についての見解にむけられた・・。」p20(7)

・マルクスの批判精神
「マルクスは、われわれが自分自身と他者について考えていることの多くがまったくの幻想であり、『イデオロギー』であると信じていた・・個人の思想というものは、ある一定の社会が作り出す理念によって形づくられるものであり、こうした理念は、その社会が持つ特有の構造と機能様式によって規定されるのだと信じていた・・あらゆるイデオロギー、理念、理想に対する警戒心で懐疑的な態度は、マルクスの特長である・・それらが経済的・社会的利害を隠しているのではないかとの疑いを持っていた・・彼の懐疑は非常に強かったので、自由とか真理とか正義といった言葉を、かるがるしく使用する気にはなれなかった・・以上の言葉が悪用されやすいという事実にもとづいていたのであって、自由・正義・真理が彼にとって最高の価値を持たなかったという意味ではない・・。」p20(10)

・フロイトの批判精神
「フロイト・・の精神分析的方法全体が、『懐疑の技法』であるともいえる・・催眠状態にある人間が、どの程度まで、明らかに現実ではないものを現実であると信じることができるかを示す催眠実験をおこなって、それにより、催眠状態にはない人間の理念も、現実と照応しないことが多く・・現実にあるものでも意識にのぼらないものが多いことを発見した・・。」p21(8)

・フロイトとマルクスの現実とは
「マルクスは、社会の社会経済的構造こそ基本的現実であると考えたが、フロイトは、個人のリビドー構成がそれだと信じた・・ふたりとも、ひとびとの心に巣食っているきまり文句、観念、合理化作用、イデオロギーについては、同じく拭いがたい不信の念をいだいていた・・それらが現実をとりちがえるものになるものだからである・・。」p21(12)

・フロイトとマルクスの常識的な見方に対する懐疑
「真理が解き放つ力に対する信頼とわかちがたく結びついている・・マルクスは、依存のきずなから、疎外から、経済への隷属から解放しようとした・・彼の方法とは・・広く信じられているような暴力ではない・・多数のひとびとの心をとらえようとした・・暴力が用いられるのは、少数者が多数者の意志に暴力で対抗する場合だけ・・マルクスにとって重要な問題は、国家権力をいかにして握るかという技法ではなく、ひとびとの心をいかにしてとらえるかという技法・・」p21(16)

・マルクス;『真実という武器』
「『プロパカンダ』をおこなうとき、マルクスとその後継者たちは、ブルジョア、ファシスト、コミュストといった他のすべての政治家たちが利用するのとは、正反対の方法を用いた・・彼は、テロの恐怖を背景に半催眠状態をつくって扇動的に説得するのではなく、現実感覚に呼びかけ、真実によって感化をおよぼそうとした・・マルクスの『真実という武器』という考えの前提になっているのはフロイトと同じ・・ひとは幻想をいだいて生きているが、それは、幻想が現実生活のみじめさを耐えやすくするからである・・なかば夢見る状態から覚醒すればひとは正気に立ちかえり、自己本来の力に気づき、もはや幻想を必要としないように現実を変革できる・・。」p22(5)

女性のイライラを受け入れるには;常識を懐疑する。現実感覚に呼びかけ、真実によって、感化をおよぼす。自分自身についての幻想を認識する。

・あやまった意識から真の現実へ
「『あやまった意識』・・ゆがめられた現実像はひとを無力にするが、現実に触れ、その的確な像をつかめば、ひとは強力になる・・マルクスは、彼のもっとも重要な武器は真実であり、それをおおいかくす幻想やイデオロギーの背後に現実を発見することがたいせつだと信じた・・。」p22(13)

・マルクス主義的プロパカンダ
「社会的・歴史的現象の科学的分析と、一定の政治目的についての情緒的呼びかけの混じり合ったもの・・この混合物の代表的な例が・・『共産党宣言』・・簡潔な形式のうちに、歴史と経済的因子の影響と階級関係とについての、みごとな透徹した分析を示しているが・・同時に、労働者階級に対する熱烈な情緒的呼びかけをもって終わる政治的パンフレット・・。」p23(1)

・マルクスと他の社会学者は著述家でもある
「政治的指導者が同時に社会科学者であり、著述家であらなければならぬという事実は、マルクスによって示されただけではない・・エンゲルス、ベーベル、ジョレス、ローザ、ルクセンブルク、レーニンおよび他の社会主義運動の指導者たちは、著述家であり、また社会科学と政治学の学徒であった。文学的ないしは科学的才能のあまりなかった人物であるスターリンでさえ、マルクスとレーニンの後継者としての正統性を証明するために、書物を書かざるをえなかった。少なくとも彼の名において書物を公刊せざるをえなかった。」p23(5)

・スターリンはマルクスを誤って弁明した
「スターリンの支配下では、社会主義のこの側面は、完全に変質した・・ソビエト体制を科学的分析の主題となしえないために、ソビエト社会科学者たちは、彼らの体制の弁明者となりおわり、生産、分配、組織等等についての技術的問題にかぎられた科学的活動をおこっている・・。」p23(10)

・フロイトの真実は個人へ向かう
「マルクスにとって、真実は社会的変革をひき起こす武器であるが、フロイトにとってそれは個人的変革をひき起こす武器・・自覚が、フロイトの療法では、主たる働きをなす・・フロイトがみいだしたように・・患者が自己の意識的思考の虚構的性格についての洞察を得て、その思考の背後に現実を把握すれば・・彼が無意識を意識化すれば、自己の非合理性を克服し、自己を改革するにたる強さを獲得しうるのである・・。」p23(14)

・フロイトの精神分析は虚に現実を与える
「『イドのあるところに自我をあらしめよ』といったフロイトの意図は、虚構を粉砕し現実に目覚めようとする理性の努力によってはじめて実現される・・あらゆる治療形式のなかで精神分析に独自性を与えているのは、この理性と真実の機能にほかならない・・患者の分析のひとつひとつが、新しい独自の冒険であり探求である・・マルクスにとって政治的指導者が社会科学者でなければならなかったように、フロイトにとって治療者は、研究をなしうる科学者でなければならない・・ふたりにとって、真実はそれぞれ社会や個人を改革するために不可欠な手段である・・自覚は社会的・個人的治療の鍵なのである・・。」p24(2)

・ある状況についての幻想を捨てたいというねがいは、幻想を必要とする状況を捨てたいというねがいである ;カール・マルクス

・フロイトとマルクスの共通概念;人間を目覚めさせる
「ふたりとも、人間を幻想のきずなから解放して人間を目覚めさせ、自由な人間として行動しうるようにした・・ふたりの体系に共通な第三の基本的要素は、ヒューマニズムである・・人間ひとりひとりが、人類の代表しているという意味でのヒューマニズムである・・」p24(12)

・フロイトとマルクスの哲学は人間ひとりにあてられる
「人間的なもので、彼らにとって無縁なものはない・・マルクスは、ヴォルテール、レッシング、ヘルダー、ヘーゲル、ゲーテを、そのもっともすぐれた代表者とするこの伝統に根をおろしていたし、フロイトはそのヒューマニズムを・・彼の無意識という概念の中で示した・・彼は、すべての人間が同じ無意識的衝動を有していると考えていたので、無意識の下層へとくぐりさえすれば、おたがいに理解し合えるものだと信じていた・・。」p24(15)

・フロイトの精神分析で患者から観察できた無意識的空想
「患者の無意識的空想を、憤慨したり非難めいた気持ちをいだいたりあきれたりしないで、調査することが可能となり、『夢がつくられる材料』や、無意識の全世界が、研究の対象となった・・フロイトが、こうした研究の人間的普遍的性格を深く認識していたからにほかならない・・」p25(4)

・フロイトとマルクス共通の土壌;懐疑と真実の力
「懐疑と、真実の力と、ヒューマニズムとは、マルクスとフロイトの仕事の指導的推進的原理・・両体系に共通なもう一つの側面・・現実に対する彼らの力動的、弁証法的な接近の仕方・・アングロ・サクソン諸国では。ヘーゲル哲学がながらく盲点となっていたため、マルクスとフロイトの力動的接近法が容易に理解され得ないからである・・心理学の領域と、社会学の領域の双方から、いくつかの例を示しながら・・」p25(8)

 

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女性のあなたという主観に縛られた人間化された人間ではなく、実践的哲学から身体という装置を持ち、無意識で作動する無機質な運動を適切に制御し、それを心という粘弾性のある、有限な空白にけっしてカラフルな色でなく、心を超えることのない表現でエクリチュールされる表現を並べています。
・あなたという女性は、マルクスによって政治的指導者が社会科学者でなければならなかったように、生きるということの研究をなしうる科学者でなければならない・・あなたにとっての真実は、それぞれ社会や個人を改革するために不可欠な手段である・・あなた自身は現実に自覚することは社会的・個人的治療の鍵なのである。

 


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うつ病とホルモンバランスの関わり|カント、サド、ラカンと普遍性のパサージュ

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tak

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