女性の心を落ち着かせる言葉

女性の悩み不安をなくしたい|バタイユのニーチェの解読のパサージュ

投稿日:

女性の悩み不安をなくしたい|バタイユのニーチェの解読のパサージュ

;ニーチェ時評

・文明の頂点は危機である

「文明の頂点は、社会的な生存を崩壊させる危機である。」p53(3)

「エジプトでも、あるいはギリシア・ローマの世界でも、中国でも、西欧でもそうだったが、文明の巨大な活動が発展するそのたびに、それぞれが醸成する明期に人間を集結させてきたもろもろの価値、人格、行い、場所、名前、禁止と聖なるものを規定した法、これらは少なくともその総体から見ると、効力と強制力の一部分をゆっくりと失っていった。運動があるというただそれだけの事実によって解体が起こったのであって、この意味で文明は病あるいは危機の同義語として現れ得る。危機的なという言葉が、受動的と能動的の二つの意味ー自分自身が問われるということと他のものに問いかけるということーを持つことからして、発展しつつある文明と危機は同一とみなされねばならないということは、十分に明らかである。受動的な側面においては、人間集団の基礎をなる通念ー王権的なあるいは神権的な至高性ーが危機に陥る。能動的な側面においては、これらの通念に対する批判的な態度を個人が持つようになる。個人は、このように社会を腐敗させるようなやり方で、社会を犠牲にして発展する。そしてこのようにして容易になった個人の生は、しばしばドラマチックな意味作用を持つようになる。生命あるいは共同体が持つ形象は、その構成員のもっとも内密の引き裂かれた傷口にまで達するほどだった悲劇的な様相ー子供っぽくもあれば恐るべきものでもあったーを少しずつ失う。共同体は、人間の現存がそれに向かって狂おしく開かれるときには恍惚(こうこつ)とした陶酔にまで高まるように、全体的で宗教的な情動を起こす力を失う。」p53(5)

「けれども、それまで発達してきた物質的な機構は、社会的な結合が保持されることを求めるので、そこから利益を得ている主な者たちは、所有するあらゆる手段を使ってこの結合を維持しようとする。そこで共同の情熱が人間の諸力を結び合わせるのに十分な大きさを持たなくなったときには、強制力に頼ること、またさまざまの調整、取引、ごまかし等を発達させることが必要ななる。これが政治という名前を受けることになったのだ。人間は、自立的になると同時に、自分の周囲の世界が虚ろで偽りのものであることを発見する。共同体的な一体性から来る苦痛に満ちた強烈な感情のあとに続くのは、行政機構の破廉恥さに直面したときの自分は騙されているという意識である。個体となった人間の自己満足ぶりや愚劣さを恐ろしいほどに見せつけられたときも同じことだ。何世紀にもわたって積み重ねられてきた努力、軍事力、物質的な征服から来る巨大な成果によって、西欧人であれ、エジプト人であれ、ローマ人であれ、あらゆる征服者たる人々に開かれるには常に、終わることのない危機によって衰退した、出来損ないの欺瞞的な世界へ近づく道である。すべてが空しく、ほとんど散々たるものと見えるような極度の不安と錯綜のうちで、一つの考えが高まり、つきまといはじめる。それは失われた世界の回復という考え方だ。」

  • この記事を書いた人

tak

疲れた女性を楽にするために交流を人を気にせずに行える空間を提供したいと思い考えました。どしどし発信をお願いします。

-女性の心を落ち着かせる言葉

Copyright© 女性の心の疲れと不安を取る励ます女性に合った哲学の実践 , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.