女性の心を落ち着かせる言葉

女性が安心して生きるための哲学|本質と構造とバロックのパサージュ

投稿日:2017年9月22日 更新日:

 女性が安心して生きるため哲学。ライプニッツとバロックのパサージュ。

・包摂と分析とは?
「われわれは包摂、あるいは分析について大きく二つのタイプを区別しなければならない。分析とは主語とみなされる観念の中の述語を、あるいは述語とみなされる出来事にとっての主語を発見することである。」襞 ライプニッツとバロック;ジル・ドゥルーズ p72(17)

「必然的な命題あるいは本質に関する真理(「2たす2は4である」)の場合、述語は観念の中の明示的に含まれてる一方、偶然的な実在については(「アダムは罪を犯す」、「シーザーはルビコン川をわたる」)、包摂は暗々裏であり、または潜在的である、とライプニッツは言っているようである。」p72(20)

・分析の限定と無限定
「概念や主語が正確には何からなっているか、われわれはまだ知らないし、われわれが「明示的」ということを限定と同一視し、「暗々裏または潜在的」ということを無限定と同一視するなら、二重に誤謬を犯しかねないのである。」p73(4)

・本質の分析の限定
「本質とは神自身の無限性とは切り離せないからである。・・実在の分析の方も、他のあらゆる無限に劣らず現働的である世界の無限性と切り離せない。仮に世界の中に無限性のものが存在するとしたら、神はそれに従属すつことがなく、したがって分析の終わりをみてしまうことになるだろう。」p73(8)

・ライプニッツ屈折から包摂へ
「原理は、一つの物に起きるあらゆることが、因果関係が及ぶということも含めて、一つの理由をもつことを要求するのである。物がそれを受け取るにせよ、あるいは物がそれをなすにせよ、物に起きることを出来事と呼ぶならば、・・出来事をその述語の一つとして含む・・。これは・・物の概念、あるいは観念である。『述語あるいは出来事』とライプニッツは言っている。」p71(6)

・屈折と包摂の定義
「屈折とは、線あるいは点に対して起きる出来事である。包摂とは、線あるいは点の概念に、つまり形而上学的と言われるようなあの別の点に屈折を導く述語化の作用である。」p71(11)

・概念は形而上学に含有され観念となる
「われわれは、物の出来事から観念の述語に移るように、あるいは『見ること』から『読むこと』に移るように、屈折から包摂に移る。つまり物に関して見えるものを、われわれはその概念あるいは観念の中に読むのである。」p72(13)

・概念と十分な理由
「概念は一つの署名、一つの囲いのようなものである。十分な理由とは包摂であり、すなわち出来事と述語が一致することである。」p72(3)

・十分な理由の表明
「十分な理由は『あらゆる概念をもつ!』というふうに表明される。それは形而上学的な言い方では、『あらゆる述語化は、事物の本性の中に根拠をもつ』と表明され、論理学的言い方では、『あらゆる述語は主語の中にある』と表明される。」p72(5)

・ライプニッツ、モナドとは?
「モナドは内部の独立性、外部なき内部である。しかしモナドは、その相関物として正面に自立性、内部なき外部を持っている。」p51(5)

・モナドと穴
「正面は門と窓をもつことができ、空虚はないが、いたるところに穴をもっている。穴は、より繊細な物質のための場所にほかならない。物質の戸と窓は開いたり、あるいは閉じたりするが、それは外からであり、外にむかってである。」p51(6)

・バロック建築の定義
「それはこの正面と内面、内部と外部の分離、内部の自立、外部の独立であり、その場合、二つの項のそれぞれが他をそれぞれが他を再開することが条件である。」

「有機的な物質は、たとえ相対的であり、まだ途上にあって完成されていないにしても、すでに内部化を暗示している。だから、一つの襞が生命体を貫通するのだが、それは生の形而上学的原理としてのモナドの絶対的内部性と、現象の物理学的法則としての、物質の無限な外部性を分配するためである。二つの無限の集合があり、一方は他方と交わるところがない。」p51(9)

ライプニッツ;バロックについて
「『外部性の無限の分割は、たえず延長され、開かれたままである。だから、外部を脱して、内部の点的な統一性を確立しなければならない・・・物理的、自然的、現象的、偶然的領域は、全部が、開かれた連鎖の無限の繰り返しのなかにひたっている、この点でそれらは形而上学的である。形而上学的領域は彼方にあり、反復を斥ける・・・モナドは、無限に分割することによって決して到達することのできない、あの定点であり、無限に分割される空間を閉じるのである。』」

・ジャン・ルッセのバロックの定義
「装飾は内部を『破裂』させかねないと考えながらも、バロックを正面と内部の分離によって定義している。・・内部は観念に対して、あるいは鏡において完全に総体的であり続ける。この鏡は、装飾がどんなに複雑でも、この装飾を統御するのである。」p52(5)

・識別不可能なもののの原理と連続性の法則
「連続性の法則とは、三つの原理的な領域で行使される種の区別の法則なのだ。三つとは、全体と部分からなる数学的領域、種と身体的性格からなる物理的領域、特異性からなる宇宙論的領域(一つの特異性が限定された秩序において、他の特異性まで延長されるかぎりにおいて)である。」p114(9)

「識別不可能なものの原理とは個体化の原理であり、それによれば、数、空間または時間によってただ外部から区別される同じ二つの個体は存在しない。すなわち、第一に魂こそが個体的である。なぜなら魂は、別の魂の特異性とは区別される一定数の特異性を、たとえそれらは延長可能ではあっても、囲いこむからである。第二に、みずからの種の連続性の中に導かれた物理的身体を個体化するのは魂あるいは複数の魂である。第三に、数学的な種そのものは、それ自体も個体化的である。」p114(13)

・物質の折り目
「バロックは何らかの本質にかかわるものではない。」p9(1)

「ある操作的な機能に、線にかかわっている。バロックはたえまなく襞を生み出すのであり、事物を作りだすのではない。東洋からきた襞、ギリシャ的、ローマ的、ロマネクス的、ゴシック的、古典的といった様々な襞がある。」p9(1)

・無限に襞を作るバロック
「バロックは襞を折り曲げ、さらに折り曲げ、襞の上に襞、襞にそう襞というふうに、無限に襞を増やしていくのである。」p9(4)

・襞に向かう線
「バロックの線とは、無限にいたる襞である。・・何よりもまずこの線は二つの方向にそって、二つの無限にしたがって、襞に差異を与える。あたかも無限は、物質の折り目(replis)と魂の襞(plis)という、二つの階層をもつかのようである。」p9(5)

・バロックの構造;下の階
「下の階では、物質が第一の種類の襞にしたがって集積され、ついで第二の種類にしたがって組織される。物質の部分は『異なる仕方で折り畳まれ、いろいろな程度で展開される』器官として組織されるからである。p9(8)

・バロックの構造;上の階
「上の階では、魂が神の栄光をうたいあげる。魂は自分自身の襞の中をかけめぐるが、襞をすべて展開することはないからである。『襞には際限がないからである。』」p9(11)

・<多>とはたくさんの折り畳まれるもの
「おのおのの階層に、一つの迷宮が対応・・物質とその部分における連続的なものの迷宮、そして魂とその述語における自由の迷宮。」p10(1)

・デカルトの誤解
「デカルトは・・連続的なものの秘密を直線的な経路の中に求め、自由の秘密を魂の直線に求めるだけで、魂の勾配(こうばい)にも、物質の曲線にも目をむけなかったからである。自然を数え上げ、魂を解読し、物質の折り目の中をのぞき、魂の襞の中を読むための、一つの『暗号解読法』が必要。」p10(4)

・バロックの二つの階層
「下の方にも感覚的、動物的な魂があり、魂の中に下の階がある・・物質の折り目が、これらの魂を囲み、包み込んでいる。魂は外にむけて開いた窓をもたない・・もう一つの階に上昇した理性的な、高い方の魂について言われていると理解すべき(魂の高揚)。窓をもたないのは、上の階・・暗い部屋あるいは小部屋、装飾といっても『襞によって変化をつけた』布が張ってあるだけで、それは剥き出しの皮膚に似ている。不透明な布地の上に構成された襞、弦、あるいはばね仕掛けは、生得的な観念を表しているが、物質の働きのもとで・・行動に移るのである。」p10(10)

・ライプニッツ;バロック的編成
「物質は、弦の下の端で、下の階に存在する『いくらかの小さな開口部』を通じて、『振動や波動』を発するからである・・窓のある下の階と、窓がなく暗い上の階からなっている。」p10(17)

・バロックのライプニッツのメタファー
「同じイマージュ、大理石の縞(しま)のイマージュが、異なる条件で二つの襞にあてはまる・・石目は、塊りの中にとらえられた生物が取り囲む物質の折り目であって、大理石のタイルは魚で一杯の波うつ湖のようなもの・・石目は、魂における生得的な観念であって、大理石の塊りの中に折り畳まれ定着された形態、あるいは潜在意識の彫像・・物質にも魂にも大理石模様が刻まれているが、それは異なる仕方で刻まれている。」p12(6)

・ホイヘンス;バロックを論じる
「ホイヘンスは、曲線を対象とするバロック的数理物理学を展開している・・ライプニッツにおいて宇宙の曲線は、物質の流動性、物体の可塑性、メカニズムとしての弾性という、他の三つの根本的概念にしたがって伸びていく・・物質それ自体は曲線にそって進むのではなく、接線にしたがうということ。」p12(20)

・宇宙と物質
「宇宙は、ある能動的な力によって圧縮されているかのようであり、この力が物質に曲線的な、あるいは渦巻き状の運動を、極限では接線をもたない曲線にそって、もたらす・・物質が無限に分割されることによって、圧縮の力は、物質のあらゆる断片を、周囲のものに、環境となるもろもろの部分に関係させ、周囲のものは、この当の物体に波及し、浸透し、その曲線を規定する。」p13(3)

・物質の分割で渦ができる
「物質のもろもろの部分はたえず分割されて、渦の中に小さな渦を、その中にさらに小さい渦を作り、互いに接しあう渦の窪んだ間隙に、さらに渦を形作る・・物質はそれゆえに空虚さをもたず、無限に穴だらけ、スポンジ状、多孔質の線維であり、いつも穴の中には別の穴がある・・それぞれの物体は、その中に不規則な通路が穿たれ、ますます精妙な流体にとりまかれ、浸透されているかぎりで、どんなに小さくても一つの世界をそなえている。」p13(8)

 

 

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tak

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