哲学とは?

ジルドゥルーズとフェニックスガタリの哲学とは何か?|ひとつの概念とは何か。

投稿日:

ジルドゥルーズとフェニックスガタリの哲学。

女性の真の生き方、女性の個の運動が生まれる活動の基盤となる身体の装置、有機体。
それらが欲求と知覚を結び合わせ、言語では表現できない生の意志とは、有機体が求める感覚的なものに由来する。
いまそれが、何であるのは、ひとことでは語れないし、まだ見えていない。
見えているのは、文明化で人間がひとつの個の隠滅である事物となってしまったことからの死の恐怖とする一種の人間化である。
女性は、こうした死の恐怖を真なる恐怖としてはとらえておらず、社会構造に自己をまかせることで、生の意志に導く努めを諦め、ただ生きている。
そんな状態で、女性は社会構造が求める幸せというものを抱え、幸せになる装いをつけ、女性が表現する美の追求を忘却してしまっている。
そこで、本サイトの記事は、エクリチュールといわれ、西洋哲学の文献を追いかけながら、西洋が残した同じ足跡をたどりながら、現代、いやこれから目の前に先取りする未来に直面して、ひとりの女性の個にあうというより、有機体の装置にあった女性のために哲学を見つけ出すために、この章では、ジルドゥルーズとフェニックスガタリの『哲学とは?』を徹底的にそのままの記述でパサージュ(経由)し、女性の心から精神性を外に出させる作業をしていきます。

1、ひとつの概念とは何か

・概念はひとつの多様体
「単純な概念というものは存在しない・・あらゆる概念は、いくつかの合成要素をもち、それらによって定義される・・概念は、したがって、或る数字(番号)をそなえている・・多様体がみな概念であるというわけではないが、ともかく概念はひとつの多様体である・・ただひとつの合成要素しかもたない概念というものは存在しないのである・・ひとつの哲学がそれから『開始する』その最初の概念ですら、複数の要素をもつということだ・・なぜなら、哲学がひとつの開始をもたなければならないということは自明ではないからであり、また哲学がひとつの開始を規定するにしても、さらにその開始にひとつの観点あるいはひとつの理由を結び付けなければならないからである・・」p23(1)

・概念は同じところから開始するのではない
「デカルト、ヘーゲル、フォイエルバッハは、たんに、同じ概念から開始してはいないというだけでなく、そもそも同じ開始概念をもっていないのである・・あらゆる概念は少なくとも二重のものであり、あるいは三重、四重等々である・・」p23(8)

・概念はひとつの純然たるカオスにならない
「一切の合成要素をそなえた概念というものもまた存在しない・・なぜなら、(もしそんな概念があるということにでもなれば)それはひとつの純然たるカオスになってしまうだろうからだ・・究極的な諸概念としてのいわゆる普遍でさえも、そうした普遍を折り開く(説明する)世界(観照、反省、コミュニケーション・・)を画定することによって、カオスを脱するのでなければならない・・」p23(11)

・概念は複数の数字でまとめられる輪郭がある
「あらゆる概念には、それがもつ複数の合成要素の数字によって定義される不規則な輪郭がある・・だからこそ、プラトンからベルクソンにいたるまで、概念は、分節の、裁断の、そして交截(こうせつ)の問題であるという考えがいく度も見いだされるのだ・・」p24(2)

・概念は一個の断片的な全体
「概念は、その諸合成要素の総和であるのだから、たしかに一個の全体ではあるのだが、ただし一個の断片的な全体なのである・・」p24(5)

・ひとつの概念の条件
「以上のような条件のもとで、はじめて概念は心的カオスを脱することができるのであり、しかもこの心的カオスの方は、絶えず概念を狙い、概念に貼りつき、概念をふたたび吸収しようとするのである・・」p24(6)

*ここまでは、世の中にあらゆるものということについての基本の哲学がなされています。デカルトやヘーゲル、フォイエルバッハなどは西洋哲学の分岐点の時期にちょうど生まれ、それまでの哲学を回帰して、やり直した哲学者です。このドゥールズやガタリが実践したエクリチュールでは、世の中のものには、全体となったカオスではなく、全体ではありながら、それぞれの合成要素はそこに生きたまま、組み立てられ、それが概念となっているという文脈になっています。

・ひとつの概念と別の概念との関係
「ひとつの概念が、絶対的にではなく、別の概念との関係において第一のものになるためには、どのような条件が必要なのだろうか・・たとえば、他者は、必然的に、ひとつの自我(私)との関係において二次的なものであるのだろうか・・そうであるならば、そうした事態は、他者の概念が、自我との関係において<特別なーひとつの対象>として現前する<ひとつの他のー主体>の概念であるかぎりにのことである・・それら<特別な対象と他の主体>は<他者概念>の二つの合成要素なのである・・」p24(9)

 

  • この記事を書いた人

tak

疲れた女性を楽にするために交流を人を気にせずに行える空間を提供したいと思い考えました。どしどし発信をお願いします。

-哲学とは?

Copyright© 女性の心の疲れと不安を取る励ます女性に合った哲学の実践 , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.